グリストラップの清掃方法(日常の清掃)

グリストラップの清掃方法

清掃前に、汚れても良い服に着替え、手袋等を装着します。
蓋を開ける際に、鉄製の蓋等が腐食していると、手を切るなどの怪我をする場合もあるので、分厚いゴム手袋を着用することをお勧めします。

蓋に穴が開いていたり、取っ手がなかったりすると、怪我をするだけでなく、保健所の立ち入り検査等で改善を命じられる場合があります。蓋の交換も弊社にご相談ください。

【1】バスケットの清掃 清掃頻度:毎日
ポータブルバキューム

①1槽目のバスケットの取っ手を持ち、よく水気を切ってから取り出します。
②中身を生ごみと一緒に処分します。

カゴが破損している場合も弊社にご相談ください。

【2】浮いている油の除去 清掃頻度:週に1回
ポータブルバキューム

①悪臭の原因となる浮上油をすくいます。
②すくった浮上油は産業廃棄物としての処理が必要なので、容器等に保管をします。
③容器に保管した浮上油は、汚泥の産業廃棄物許可を持った業者に処理を委託してください。

【3】汚泥(沈殿物)の清掃 清掃頻度:1か月に1回
ポータブルバキューム

①沈殿した汚泥をすくいます。
②すくった汚泥は産業廃棄物としての処理が必要なので、容器等に保管をします。
③容器に保管した汚泥は、汚泥の産業廃棄物許可を持った業者に処理を委託してください。
一般廃棄物に混ぜて処分することは不法投棄となります。

【4】トラップ管の清掃 清掃頻度:2~3か月に1回
ポータブルバキューム

①トラップ管の蓋を外します。(油で滑るので注意してください。)
②ブラシやタワシ等でトラップ管の中を磨きます。
③トラップの蓋は臭気止めなので、閉め忘れないように注意してください。

グリストラップ清掃は、悪臭があり、汚れてしまったり、滑って落ちてしまったりすることもあるので、従業員の方が清掃するのは、とても大変です。産業廃棄物としての処理も必要なので、専門業者に清掃を依頼することをお勧めします。