小泉 譲雅Norimasa Koizumi
2007年入社
始めに学んだのは、既存の流れに捉われないこと。
そして人の声を聞くこと―
このままだと地球が壊れてしまう―、そう聞いて環境問題に興味を持った中学時代。高校、大学と環境学を学び、環境と密接な関係にあるエネルギー業界への就職を目指しました。
ガスの営業や器具の販売、保安検査を担当するエネルギー事業部のテリトリースタッフになって3年目、所属営業所主催によるガス展示会のフェアリーダーになったことがひとつのターニングポイントになりました。関係者にヒアリングをしながら改善点を探り、自分達で飲食の提供をしていることが負担であるという意見をくみ取り、ガスのお客様である飲食店に出店してもらうという企画をたてたところ、これが大成功!既存の流れに捉われずに物事を変えていくこと、人の声を聞くことの大切さを実感しました。
次の企画課では、お客様宅の工事を行っていただく施工パートナー様に対し、あいまいになっていた施工範囲を明文化し、しっかりと説明する場を設け先方の意向も汲みながら進めた結果、理解いただいただけでなく関係も以前よりよくなりました。
ポイントは顔を合わせて言葉を交わすことだと思ってます。
- 2007年
- 新卒入社/エネルギー事業部 美浦営業所
テリトリースタッフ - 2009年
- エネルギー事業部 つくば支店営業サービス課
テリトリースタッフ - 2010年
- エネルギー事業部 企画課
- 2017年
- エネルギー事業部
営業推進課 課長代行 - 2018年
- エネルギー事業部
営業推進課 課長
重ねた経験を最大限に発揮する、新しいステージへ
自分のやるべきことが分かってきたのは、営業推進課で課長代行に昇進したころ。料金管理の仕組みを見直し、複雑になっていた社内の管理をシンプルにまとめることに取り組みました。営業が困らないように準備を徹底し、何とか成功したものの当時は大変でした。既存の流れを変えて、新たな構造を作ることの大変さを思い知りました。
このプロジェクトは、自分の経験を最大限に発揮する場でした。ただ、それまで人の声を聞いてきたことで、お客様、営業、管理職など様々な立場でモノを見ることができるようになっていました。
新しいことを始めると、必ず想定外のことが起こる。だから、いろいろな視点で課題を捉えながら、想定外も想定に入れてプランを練りました(笑)。気づくと、入社以来いくつかのプロジェクトに携わらせてもらっています。
アイディアを“腕によりをかけて”形にしていく
上記のプロジェクト後、営業推進課の課長になって現在に至ります。今は、新しい営業戦略をどう既存のビジネスにプラスしていくか、腕によりをかけているところです。私には新たなアイディアをお客様に近いところで活動しているスタッフに落とし込んで形にするという責任があると自負しています。やるなら一番。経営者を目指すと公言しているからには(笑)、てっぺん取ってやるぞという気持ちで臨んでいます。
ここには努力を認めてくれる上司がいて、ついてきてくれる後輩がいて、まず人を悪くいう人がいない。みんな言いたいことがあったとしても、とにかく一度飲み込んでくれる。大人なんです。風通しがよくて、居心地いい会社であることは間違いない。そういう人が集まっているみたいです、引き寄せられるかのように(笑)。
佐瀬 義文Yoshifumi Sase
1995年入社
営業の醍醐味は“本当のお客様”に
なってもらう過程
入社の動機は「いろんな人と対話したい」ということ。生活に欠かせないインフラであるガスを扱う仕事なら、年齢も立場も幅広くお客様とお付き合いできると思ったんです。対話を重ねながら信頼関係を築いて、だんだんと“本当のお客様”になってくれるプロセスがうれしくて、毎日仕事に行くのが楽しくてたまらなかったです。
エネルギー事業部は通算18年。ガスの営業やガス器具販売、保安を行うテリトリースタッフから始まり、9年目に所長、15年目に支店長になりました。
海沿いの小さな営業所の所長になったとき、ここを誰もが働きたいと思うような注目される営業所にしようと決心しました。いいメンバーが集まってくれたこともあり事業所が一丸となって、各営業所が成績を競うキャンペーンで9連覇を達成! 3連覇表彰の時に社長にもらったペン立ては今も愛用中です。
新システム開発プロジェクトで学んだ
ロジカル思考
次にシステムの開発プロジェクトリーダーとして、顧客や売り上げなどを管理する会社の基幹システムを刷新しました。畑違いだけど何とかなるのかと思ったら…そんな生易しいもんじゃありませんでした。キャリアアップだとかリーダーシップだとかそんなものじゃなくて、何があっても部下を守りながら一緒に乗り越えるというメンタルを学びました(笑)。
うまくいかない、もうあきらめてしまいたい。自分はそれでよくても、部下には途中であきらめさせて無力感を味わわせたくありませんでした。その一心でチーム全員で勉強して、2年の予定が3年3カ月かかってリリース。違ったやり方もあったとは思いますが、皆が友好的に活用できるシステムを構築できました。あの混沌とした状況の中で、会社が最後までサポートして見守ってくれたことがありがたかったです。
このシステム構築の経験から得たのはロジカル思考です。物事を分解して客観的に分析するやり方を身に付けたことは、苦労したぶんだけその後の仕事に生きていると思います。
- 1995年
- 新卒入社 エネルギー事業部
旧千葉営業課 サービスエンジニア - 2003年
- 所長代行:旧岬営業所
- 2005年
- 所長:旧岬営業所、旧市原営業所
- 2009年
- 支店長:千葉南支店
- 2013年
- マネージャー:TEAM CONNECT
(新システム開発プロジェクト) - 2016年
- 次長:管理部
- 2018年
- 執行役員 部長:管理部
管理部門から自分の経験をお客様に還元する今
その後、経理やシステムを取りまとめる管理部の次長になり、その1年後、同時に部長と執行役員になりました。なんででしょう? 真面目にコツコツやったからかな(笑)。そういうことを評価してくれる会社なんです。いろんな失敗をしてきたけれど、ポジティブに取り組んでいる限りどんどんチャレンジさせてくれる。これからの新入社員も、いっぱい失敗していいから最後までやり切ってもらいたいと思ってます。
しかし、お客様と話す仕事がしたかったのに、本社勤務の管理部。不安もあったけれど、新しい仕事は新たな視点を発見させてくれます。今は、どう自分の経験や知識を営業所のスタッフを経由してお客様に還元したらいいかを構想中。現場が知っていたらより仕事がやりやすくなるようなプロセスや情報を、わかりやすく伝えていきたいです。