人を知る
HUMAN
管理職座談会
~企業は人なり 個人の成長は企業の成長に~
(2019年2月取材当時)
Talk Session 02
アイエスジーの魅力とは。キャリアを積んだ管理職たちの考える共感、スタッフとのコミュニケーションで心がけていることを語ってもらいました。
Hideyuki Nishino
西野 秀行
エネルギー事業部 流山営業所
所長
所長
Jun Ishido
石戸 順
環境事業部
部長
部長
Masatoshi Shinagawa
品川 正俊
住宅リフォーム事業部 リノベる課
課長
課長
ガスを主軸に多彩な事業で、キャリアを重ねる
西野
金属加工会社に勤めていましたが、27歳の時にアイエスジーに入社しました。ガスの営業や保安業務を行うサービスエンジニア、今でいうテリトリースタッフとして働き始めました。ガス業界は全く初めてで、得意なのは車の運転ぐらい(笑)。法人営業を経験した後、営業に特化した開発課の課長になりました。次に江戸川営業所所長を務め、今は流山営業所の所長になって2年目です。
石戸
私は新卒入社です。まずガスの営業や点検、修理・販売を担当するテリトリースタッフから始めて、本社勤務へ。そこから、千葉支店営業サービス課に異動し、のちに営業サービス課長に。やりがいがありすぎて、忙しくて楽しくて仕方なかった(笑)。その後はつくば支店長や営業推進室長などを経て、今は環境事業部に所属しています。環境事業部は、飲食店や施設などの厨房のクリーンナップをメインとしている部署で、本社にいる営業スタッフや、首都圏に6カ所あるサービスセンター全スタッフを取りまとめています。
品川
住宅リフォーム事業部のリノベる課の課長をしています。デザイン事務所などで店舗のデザイン・設計などをした後、大手メーカーの住宅リフォーム事業部に16年勤めていました。そこを辞める気は全くなかったんですが、ヘッドハンティングでアイエスジーを紹介されて。当初リフォームの部署に入りましたが、すぐにリノベーションの部署に異動になって今年で入社3年目です。
人のよさ― それがアイエスジーの企業力を支える仕組みです
石戸
「人がいい」ということ。何かあれば必ず助けてくれるし、相談に乗ってくれる。入社した頃、ガス器具の構造を分解して教えてもらったこともあります。「企業は人なり」と言いますが、人がいいからこその居心地のよさが魅力です。先輩に受けたサポートのお返しをしたくて、自分も人の手助けをするようにしています。
西野
石戸部長の言う通り、とにかくやさしい人が多い会社です。ガス会社というと体育会系のイメージかもしれないけど、むしろ一つ一つ丁寧に教えてくれて未経験の自分を導いてくれた先輩ばかりで、困っていると一緒にやろうと声をかけてくれました。実は、自宅が本社の目の前。社屋のデザインがとても斬新で、どんな素敵な会社なんだろうと毎日眺めながら考えていたんですよ(笑)。
品川
私も2人と同じですね。前の会社は、新入社員が入ってきてもどんどん辞めていった。組織が大きいと自由裁量がなくて閉塞感が強い。「会社と自分の未来が合致しない」と、いうんです。だから、ヘッドハンターには、平均在職期間10年以上、社員平均年齢40歳以上、経常利益が安定して出ている会社ならいいって言いました。そんな会社ないだろうと思っていたら、こちらを紹介されて。ここには人が辞めない仕組みがあるんだって驚いた。そこでわかったのは「人がいい」ってこと。戦略じゃないんだ、人なんだって実感しました。
石戸
愛があるんだよ(笑)。若い世代にとって人間関係は特に大事だと思う。その部分がクリアされているっていうのはすごいこと。社員の発想を制限なく自由にやらせてくれるところもすごいところ。新しい企画を提案しても、任せてくれるのでやりがいがありますよ。
品川
自由裁量の幅が広いけど、結果の責任を取らされるというのではなく、上司が必ずバックアップしてくれるという安心感も最大の魅力だと思います。
キーワードは「明るく会話のある環境」と「自由裁量」
品川
まず、スタッフには仕事に裁量を持たせる。そして、それをやり切らせるようにしています。あと、それぞれのスタッフにふさわしい物差しを与えるようにしています。リノベーションの受注率はリフォームと比べると低いです。リフォームと同等に考えてはいけないのに、入社間もないスタッフだと受注率が低い自分はダメなんだってモチベーションが下がってしまう。ちゃんとした物差しがあれば、その人の目線にたってすばらしいと言ってあげられる。個人のゴールを目指しますが、過程の段階でも認知してあげる事が重要だと思います。
石戸
私が大切にしているのは会話。おはようから始まって「昨日はどうだった?」とかシンプルな質問を投げかけて相手に話してもらいます。そして、話す時は横並びで隣に座る。そうすると相手もリラックスできて、考えていることがこちらによく伝わってくるんですよ。会話の中には、仕事やスタッフの様子がわかるヒントが転がっているのですごく大事。メールじゃなくて伝言もよくします。直接交わす言葉を大切にしたいんです。
西野
私は営業所を何でも話せる明るい雰囲気にすることですね。何かあったかなと感じたら、スタッフの立場、経験や年齢も考えながらその人が受け入れやすいように声をかけるようにしています。気持ちが閉じると情報も閉じてしまう。取り扱っているものがガスなので、状況によっては事故につながってしまうこともあります。部下が困っている時は、「一緒にやろう」と声をかけて客先に同行することも。まぁ、なかなかやり切れてはいないんですが…。
品川
今の若い世代はとても頭がよく優秀で、情報共有に関しては素晴らしく能力が高い。でも共感することが苦手。情報共有っていうのは、デジタルに変換しやすく多くの人に扱いやすいのですが、共感は、相手の心の奥の方にだけあって、そこからを聞く側が引っ張りあげるアナログ要素なんです。自分で感じて相手の為に行動できるよう、うまく引き出してあげたいです。お客様はそこをとても喜んでくれる。共感と共有をうまく使い分けられるようになって欲しい。
同じ目線で話せる、スタッフにとって近い存在でありたい
石戸
厨房清掃は、真夜中や明け方に働くこともある不規則な仕事です。それに対して、私はやってくれていることの価値の高さと感謝の気持ちをとにかく伝えるようにしています。ありがとう、あなたが働いてくれるおかげで環境事業部が成り立っている、お客様もすごく喜んでくれている、と。スタッフの気持ちを認めるのはすごく大切です。仕事はやって当たり前かもしれないけれど、そういうことじゃない。
西野
私もしんどい案件に当たったスタッフには「大変だね、あれはちょっとあんまりだよね」と共感する言葉をかけるようにしています。それだけで、解決することもあると思うんです。しんどい気持ちをためこんでいると突然あふれてしまったりするから、気持ちを吐き出しやすい雰囲気作りも私の仕事です。だから、先頭きって「今日こんなヒドイことがあったんだよ」と話すようにしてます(笑)。
石戸
そうそう。隣に座って話すことと同じなんですが、同じ目線で話せる近い存在にならなければいけないと思っています。私は、メンテナンススタッフと現場に行って厨房清掃もやります。現場大好きで(笑)。スタッフから相談を受ける時に、実際の現場や作業を知らないと話になりませんから。
人との関わりや新しい挑戦、スタッフに伝えたい仕事の面白さ
品川
せっかく会社として、チームとして、出会えたスタッフなので、会社とみんなの人生のゴールが共有できるような組織を作っていきたい。仕事をしている時間って、それなりに長いじゃないですか。それなら楽しまなきゃ損です。スタッフが安心して働けて、なんでも相談できる環境にしていくことが今の目標。そして自分も相談を受ける側として共感を大切にしたい。共有も共感もできるチームになれたらと思っています。
石戸
私は時代を先取りしたいと思っていて(笑)。ITを活用して、営業やメンテナンスのスタッフがもっと効率よく仕事できるような仕組みを構築していきたい。すでにいくつか形になりつつあります。それ以外にも、他の部署のスタッフにも環境事業部で働きたいって言ってもらえるように、まだまだ面白いこと新しいことに取り組んでいきたいと考えています。
西野
そう聞いちゃうと、うちは時代に逆行しているのかもしれないけど…。入社した時に「自宅にお茶を飲みにおいでって声を掛けてくれるお客様を10軒作りなさい」って先輩から言われました。でも、心から受け入れてもらえないと、自宅に招き入れてなんかもらえないんですよ。世の中はどんどん便利になって、昔からは想像できないような時代を生きてる。それでも、やっぱり人対人にある共感を大事にできるようになって欲しい。仕事を通して、人との関わりの大切さや面白さをスタッフに教えてあげたいと思うんですよ。
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